第6話:勝ち続ける仕事術
主人公の新米編集者・黒沢心:
潰す気ですか!? 東江さんは、道具じゃありません!
安井昇【編集者残酷物語】:
マンガはビジネス。夢を託すものではない。
新人漫画家・中田伯:
黒沢さんは、女っていうか..神様です。僕を見つけてくれた女神です。
看板漫画家・三蔵山龍:
楽なんですよ、編集者に言われた通りに描くっていうのは。
そうやって人に委ねてばっかりいると、自分ではなんにも考えられなくなる。
看板漫画家・三蔵山龍:
何のためにマンガを描くのか、それに尽きると思います。
黒沢さんは何のために仕事をしていますか?
安井昇【編集者残酷物語】:
締め切りをちゃんと守り、ある程度のクオリティを保つ。漫画家に望むことはそれだけだ。漫画は商品であるのだから。
安井昇【編集者残酷物語】:
漫画家が本気で描く、編集者がそれに応える。本気でぶつかり、高め合い、生み出される作品の数々。
だが、どれだけ素晴らしいものを作っても、会社が評価するのは数字だけなのだ。
若き時代の安井昇:
何が無敵だ..時代に報われてただけだろ。
雑誌はあんたの物じゃない!あんたの墓標なんかじゃない!1からみんなで育ててきたんだ。みんなで育てた家なんだ!
漫画家さん、編集者、みんなの家なんだよ!!
安井昇【編集者残酷物語】:
理想だけで仕事が出来る人は、この世にどれだけいるのだろう。
良い作品だけに向き合えるのなら、どれだけ幸せだろう。
icon-arrow-right 第7話:天才VS凡人