第4話:新人ツブシに宣戦布告
副編集長・五百旗頭敬:
本気で上手くなりたいって奴は、こっちの反応をしっかり見てくる。
副編集長・五百旗頭敬:
マナーが悪くても、コミュニケーション能力がなくても、作品さへ面白ければ構わない。
最低限学ぼうという姿勢がないとな..
主人公の新米編集者・黒沢心:
修練せずして勝てる柔道家はいませんもんね!
編集者・菊池文則:
黒沢さんが羨ましいです。
僕が逆立ちしても取り戻せない感覚を持ってるんだろうな~
副編集長・五百旗頭敬:
時代を掴む感性..若い読者に最も近いセンサー。
漫画家志望・東江絹:
好きなことを仕事にできる人はどれくらいいるんだろう。
まして漫画家なんて。才能のある一握りの人たちがやっている仕事だ。
黒百合まんが部部長・金子怜子:
才能のある者は、その才能の奴隷になるべし♪
By~クロユリ漫画部 21代部長、金子です♪
主人公の新米編集者・黒沢心:
何歳だって..新人ですよね..!
相手がご老人でも、本気でぶつからなきゃ、失礼ですよね!
新人漫画家・中田伯:
上手い絵が描きたいんじゃない!面白い絵が描きたいんです..
悪名高い編集者・安井昇:
平凡結構~!欲しいのは芸術じゃない、売れる商品だ。
『バイブス』編集長・和田靖樹:
その新人真面目かぁ~?
主人公の新米編集者・黒沢心:
はい!すっごく熱心で真面目で、一生懸命です!
『バイブス』編集長・和田靖樹:
そういう奴ほど、早く結果見せてやらないと、燃え尽きるぞ。
主人公の新米編集者・黒沢心:
夢って叶えばいいけど、叶わないのを追い続けるのも辛い..
漫画家志望・東江絹:
信じてもらえないことが悲しいんじゃない。
才能があると言えない自分が不甲斐なくて..情けなくて。
本当は自分が一番信じたい..
副編集長・五百旗頭敬:
編集者と漫画家の出会いなんて、運命みたいなものなんだよ。
星の数ほどいる中で、出会った以上は全力で相手のことを想って、その気持ちに応える。
その繰り返しだよ。
副編集長・五百旗頭敬:
雑誌にとって漫画家は貴重な財産です。
安井さんの異名を発動しないでくださいね。
..潰しの安井。
看板漫画家・三蔵山龍:
彼の原稿を読んだことはありますか?
誰に習った訳ではないのに、彼はマンガの見せ方を知っていた。
視点の誘導、吹き出しのポジション、構図で表す心理描写..
完璧です♪ 下手なのは、絵だけ(笑)
彼を見つけた黒沢さんは、見る目がある。
看板漫画家・三蔵山龍:
とは言え、才能があっても埋もれていく人は山ほどいます..
全てはこれから。本人次第です。
icon-arrow-right 第5話:ド下手新人デビュー