FiNC社長・溝口勇児
オンラインヘルスケアサービス「ダイエット家庭教師」を提供するFiNC(フィンク)。異色の経歴を持つ溝口社長への注目度は高く、全日空や第一生命、三菱地所などいくつかの大企業が同社への出資を決めている。
溝口勇児の名語録・名言集
いま自分に何ができるかではなく、世の中に何が求められているのか。
ベンチャーというキャリアが昔に比べて間違いなくリスクが減ったこと、
一方のアップサイドが極めて大きいだけに、優秀な若者がベンチャーの門を叩くようになったのが今。
いつの時代も、革新的技術が生まれた時に起こるのは共通。
保守派は欠けている点を見て嘆き、革新派は優れた点を見て未来の可能性を描く。
どちらが悪いということではなく、どちらも正しく成長していくためには必要。
残念ながらヘルスケアの中でも予防領域は特にイノベーションが進んでいません。
広大な市場かつ、日本や世界の現状を顧みれば、最もイノベーションを起こさないといけない領域にも関わらずです。
私たちはこの課題に真剣に挑んでる会社です。
まともなリーダーの独裁が最も会社を早く成長させる。
類は友を呼ぶというの真理で、気をつけないと自分の周囲は自分にとって心地よい人だらけになってしまう。
そうした偏ったコミュニティに浸かってると新しい発見も減り、人としての成長も鈍化する。
日本の大企業はM&Aに活路を見出すべき。活かせてない内部留保を積極的に投下してくのは戦略として正しい。
絶対に叶えたい何かがある人というは、その目的のためなら迷わずプライドを捨てることができる。
真に志があるからこそ、絶対に達成したいものがあるからこそ、必要な時に自分を捨てられる。
小さな枠で考えずに、より大きな絵を描くというのは、そんなに簡単なことではない。
描く絵が大きければ大きいほど、現実とのギャップに苛まれることになり、焦燥感は増す。
人は誰もがロジカルで合理的に生きてない。
時に非効率の中に効率があったり、合理的な手段を取ることが合理的でなかったりする。
物事をスムーズに進めていくには、相手の頭で考えて行動することが必要。
理想とそれに対する現実を正しく伝えられる人こそ必要で、価値があると思う。
ガバナンスがうまく機能している例は、創業家、プロ経営者、株主(市場)間の三権分立体制が適切に効いてる会社。
平時においてはこうした会社は強くて安心。
世界で戦うには組織のダイバーシティ化は不可欠。
一方でダイバーシティに富んだ組織のマネジメントは難しく、既存のルールや制度、カルチャーを壊さなければいけなかったりする。
これを推し進めるにはトップや経営陣の覚悟が必要であり、同時に器が問われる。
従業員は企業にとって最も大きな経営資源です。
その従業員が心と身体の健康を害してしまうというのは、経営資源の劣化に等しいとも言えます。
強い経営トップは「なぜ働かないのだろう」という視点が足りない。
「働かないならクビ」と断罪する前にやれることはもっとあるはず。
ビジネスマンとしての最終的な高さは良質な経験の総量で決まると僕は思ってる。
いかに無駄や惰性を排除し、ゴールへ向かうものに時間を使うか。
資本主義が格差拡大の一助を担っているのは紛れもない事実。
ただ重要なのはどの範囲で見るか。
少なくとも地球、世界単位で言えば確実に格差は縮まっている。これも資本主義がもたらしたものの一つ。
結局はバランス。例えば大きな事を成した偉人は夢想家であり、リアリスト。この矛盾をうまくバランスさせてる。