2016年4月4日放送、「星野源のオールナイトニッポン」にて、アルバム「YELLOW DANCER」に収録されている「地獄でなぜ悪い」についてお話しされていたので、書き起こししました。
「地獄でなぜ悪い」に込めた想い
「地獄でなぜ悪い」って曲は、とにかく自分の好きにやろうと。
流行っている音楽とか、音楽業界で言われている「こうやれば売れる」みたいなセオリーがあるんですよ。
そういうものと距離を置いて、とにかく自分の趣味に従って作ってみようと思って作ったのがこれです。
自分の好きなジャンプブルースだったり、パンク、ジャズですね、ピアニストのスガダイローさんという方に演奏していただいて。まー最高ですよ、ピアノ。
胸が熱くなるようなピアノに、ギターも入ってるし、ストリングスも入ってるし、ホーン隊も入ってるんですよ。これって滅茶苦茶難しんです。1個、コードが外れていると「グァ~ン」と不協和音になってしまうんですけど。
俺は外れているのが結構好きで、自分の歌うメロディーも結構外れているんで、不協和音なっていることが多いんですけど、でもなんか好きで。
その感じを惜しげもなく、詰め込もうと。「俺なりのパンクじゃ~!」みたいな感じで作った曲です。