名作「世界の中心で、愛を叫ぶ」
300万部突破中の青春恋愛小説「世界の中心で、愛をさけぶ」(片山恭一著)がドラマ化
田舎の高校生・サクと亜紀のピュアな恋愛、そして恋人を失った喪失感を描く。
名言集 目次
第1話「恩師からの手紙」の名言集
第2話「微妙な距離」の名言集
第3話「永遠の別れ」の名言集
第4話「最後の日」の名言集
第5話「忍び寄る影」の名言集
第6話「生への旅路」の名言集
第7話「明けない夜」の名言集
第8話「プロポーズ」の名言集
第9話「最期の選択」の名言集
第10話「助けてください」の名言集
第1話 恩師からの手紙

朝起きると泣いている。悲しいからではない。
17年前の夢から17年後の現実に戻ってくる時に、またぎ越さなくてはならない亀裂があり、僕は涙を流さずに、そこを越えることが出来ないのだ。

あるはずがないのだ…
僕は彼女のいない世界に、もう17年もいる。

好きな人を亡くすのは、何故辛いんだろうね…
主人公・松本朔太郎:
好きだからだよ…
朔太郎の祖父・松本謙太郎:
そうだよな。

廣瀬亜紀です。今日は私の好きなものについて話します。
第5位。たこ焼きパパさんの前で、コソコソはがきを書いている松本朔太郎。
第4位。ガムのおもちゃで騙される、人の良い松本朔太郎。
第3位。いつもいつも鍵をなくして、モゾモゾしている松本朔太郎。
第2位。ジュリエット辞めたらって言ってくれた松本朔太郎。
第1位。あの日、傘を差してくれた松本朔太郎。
好きよ、朔ちゃん。大好きだよ。
