どんな大河ドラマ?
放送開始:2022年1月9日
放送帯:毎週日曜夜8:00ほか
小栗旬主演で、武士の世を盤石にした男・北条義時が頂点に上り詰めていく姿を大河ドラマ化。
鎌倉幕府将軍“鎌倉殿”源頼朝(大泉洋)を支えた13人の家臣団が、頼朝の死後繰り広げる激しい内部抗争、権力の座を巡る駆け引きを描く。脚本は「新選組!」や「真田丸」を手掛けた三谷幸喜が担当する。
第1話 大いなる小競り合い
第2話 佐殿の腹
第3話 挙兵は慎重に
第4話 矢のゆくえ
第5話 兄との約束
第6話 悪い知らせ
第7話 敵か、あるいは
第8話 いざ、鎌倉
第9話 決戦前夜
第10話 根拠なき自信
第11話 許されざる嘘
第12話 亀の前事件
第13話 幼なじみの絆
第14話 都の義仲
第15話 足固めの儀式
第16話 伝説の幕開け
第17話 助命と宿命
第18話 壇ノ浦で舞う男 更新
「鎌倉殿の13人」の名セリフ①
三谷幸喜が贈る予測不能エンターテインメント!
平家隆盛の世、北条義時は伊豆の弱小豪族の次男坊に過ぎなかった。だが流罪人・源頼朝と姉・政子の結婚をきっかけに、運命の歯車は回り始める。
1180年、頼朝は関東武士団を結集し平家に反旗を翻した。北条一門はこの無謀な大博打に乗った。頼朝第一の側近となった義時は決死の政治工作を行い、遂には平家一門を打ち破る。
幕府を開き将軍となった頼朝。だがその絶頂のとき、彼は謎の死を遂げた。偉大な父を超えようともがき苦しむ二代将軍・頼家。“飾り”に徹して命をつなごうとする三代将軍・実朝。将軍の首は義時と御家人たちの間のパワーゲームの中で挿げ替えられていく。
義時は、二人の将軍の叔父として懸命に幕府の舵を取る。源氏の正統が途絶えたとき、北条氏は幕府の頂点にいた。都では後鳥羽上皇が義時討伐の兵を挙げる。武家政権の命運を賭け、義時は最後の決戦に挑んだ──。
「鎌倉殿」って誰のこと?
そもそも番組タイトル「鎌倉殿の13人」の「鎌倉殿」や「13人」とは誰のことでしょうか? 「鎌倉殿」とは鎌倉幕府の将軍を、「13人」とは将軍を支えた13人の有力な御家人(将軍と主従関係を結んだ武士)を指します。平家を倒し、鎌倉幕府を確立した源頼朝が将軍の時代には、頼朝が絶対的な権力を握っていました。しかし、頼朝の子・源頼家の代になると、13人の有力御家人による合議制がとられるようになります。
武士や官僚など、立場が異なる13人は激しく権力を争うようになり、次々と脱落していく中、最後まで生き残るのが、主人公・北条義時です。つまり、今回の大河ドラマでは、「源頼朝の死後に繰り広げられた有力御家人による権力闘争」が描かれるのです。合議制がとられるようになった経緯は諸説あるので、ドラマではどのように合議制につながっていくのか、その流れにも注目です!
脚本を手掛けるのは、大河ドラマでは「真田丸」以来となる三谷幸喜さん。主役の北条義時は小栗旬さんが演じられます。
主人公・北条義時ってどんな人物?
13人の有力御家人の権力争いで、最後まで生き残るのが大河ドラマの主人公・北条義時(ほうじょうよしとき)です。姉は北条政子、義兄は源頼朝で、頼朝が打倒平氏のために挙兵した頃から義時は頼朝に従います。また、義時は2代将軍・源頼家、3代将軍・源実朝の叔父にあたります。
頼朝の死から6年後の元久2年(1205)に、義時は政所(まんどころ・主に幕府の財政や政務と鎌倉市中の御家人以外の訴訟を担当)別当となり、建暦3年(1213)には13人の有力御家人の一人、和田義盛を滅ぼして侍所(さむらいどころ・御家人の統制と鎌倉市中の警備を担当)別当も兼ねるようになります。鎌倉幕府の政治部門と軍事部門のトップに立ち、絶対的な権力をもちました。さらに、将軍を補佐する執権の地位も確立していきます。
承久3年(1221)の承久の乱では、御家人の力を結集して後鳥羽上皇を中心とする朝廷の勢力を破り、鎌倉幕府の優位さを確立しました。
義時の視点を通して、どのような鎌倉時代のドラマが描かれるのか注目です。