【完全版】三国志の本質を突いた言葉・格言・名言まとめ

どんな作品?

中国の後漢末期から三国時代にかけて群雄割拠していた時代の興亡史。

後世、歴史書の『三国志』やその他の民間伝承を基として唐・宋・元の時代にかけてこれら三国時代の三国の争覇を基とした説話が好まれ、その説話を基として明の初期に羅貫中らの手により、『三国志演義』として成立した。「三国志」の世界は『三国志演義』を基としてその後も発展を続け、日本だけでなく、世界中に広まった。(Wikipediaより)

三国志の名言集①

その長ずる所を貴び、その短なる所を忘れる。 (部下の短所には目をつむり、長所を発揮できるようにする。)
心を攻むるを上と為し、城を攻むるを下と為す。心もて戦うを上と為し、兵もて戦うを下と為す。 (戦の道は心を攻めるのが上策、城を攻めるのは下策。心の戦いこそ武器の戦いに勝る。)
将帥、勇ならざるは、将なきに同じ。 (将帥が勇猛果敢でなければ、将帥がいないのと同じようなものだ。)
故に令は軽んずべからず、勢は通すべからず。 (命令は軽んじてはならず、権勢にまかせて無理を通してはならない。)
夏に扇を操らず、雨に蓋を張らず、衆と同じくするなり (夏でも扇子で扇いだりせず、雨でも傘を張らず、全て部下たちと同じようにしなくてはならない。)
夫れ用兵の道は、人の和に在り。 (兵を統率する心得は、人の和を得ることにあり、人の和があれば命令されなくても人々は自ら戦おうとするようになる。)
古の善き将は、人を養うこと己が子を養うが如し。 (昔のよき将は、まるで自分の子供に接するように部下に接していた。)
小善を必ず録し、小功を必ず賞せば、則ち士勧まざる無し。 (小さな善行でも必ず記録し、小さな功でも必ず賞すれば、部下はすすんで働かないことがない。)
人の国を伐ちて、以て歓を為すは、仁者の兵にあらざるなり。 (他国を攻めて喜ぶは、仁者のとるべき態度ではない。)
知者は時に後れず、勇者は決を留めず。 (知者は好機を逃さない。勇者は決断をためらわない。)
夫れ必勝の術、合変の形は、機に在るなり。 (必勝のカギや変化への対応は、ひとえに機をとらえるかにかかっている。)
権変の時は、もとより一道のよく定むるところにあらざるなり。 (世の中が変化していく時代には、固定したひとつのやり方では対応できない。)
怒りて容を変えず、喜びて節を失わず。 (怒っても顔色を変えず、喜んでも節度を失わない。)
人、我に背けども、我、人に背かず。 (人が私を裏切ったとしても、私は人を裏切らない。)
志は当に高遠に存すべし。 (志はどこまでも高く掲げねばならない。)
山は高きを厭わず、海は深きを厭わず。 (山はどんなに高くてもその高さを嫌がることなく、海はどんなに深くてもその深さを嫌がらず、いくらでも高く、また深くなろうとすることから、力のある者が人材を得て、いっそう強大になろうとする。)
聖人は天に則り、賢者は地に法り、智者は古に則る。 (聖人は天の法則に従い、賢者は地の理に従い、智者は古の教訓に従う。)
古の善く闘う者は、必ず先ず敵情を探り而して後に之を図る。 (昔の戦闘に優れた者は、必ず前もって敵情を探ってから計略をかける。)
戦士の能く勇なるは、其の備えを恃めばなり。 (戦士が勇敢に戦えるのは、その備えが十分だからである。)
士、別れて三日、即ち刮目して相待つべし。 (優れたものは僅かな時間で大きく成長する可能性があるので対峙した際は目を大きくして観察せよ。)
琥珀は腐芥を取らず。 (琥珀は腐朽した芥を寄せ付ない。それと同じく清廉潔白な人間は不正な品を受け付けない。)
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