ミラン・クンデラ(Milan Kundera)
フランスの作家。1968年の「プラハの春」の時はチェコ作家同盟の書記長として改革運動に参加。
戯曲「鍵の所有者」長編小説「冗談」「生は彼方に」「存在の耐えられない軽さ」など
ミラン・クンデラの名言
あらゆる断定や立場は同じ価値をもち、互いに出入りし、交差し、触れ合い、混じり合い、愛撫し合い、いじり合い、交わることができる。
《ほんとうの私》
選ばれたという感情は、たとえばどんな恋愛関係のなかにも存在する。
なぜなら、愛は定義上、当然受けるべき贈り物としてあるのではないからだ。なんの美点もないのに愛されること、それは真の愛の証拠でさえある。
《緩やかさ》
マス・メディアの大騒ぎ、広告の愚かしい笑み、自然の忘却、美徳にまで格上げされた無分別、こういったものを賛美する者たちは、すべて現代性への協力者と呼ばなければならない。
《小説の精神》