
第4話 11月8日放送
下請けの屈辱をはらせ!

佃製作所経理部部長・元銀行員 ですから社長っ、ドンっとぶつかって行きましょうよ! 佃製作所は良い会社なんですッ!
元銀行員を信用してくださいっ。

主人公・佃製作所社長 手作業にしてるのは、意図があってのことです。 人の手で触れ、目で見ないと分からない感覚を大事にしてるんです。

帝国重工・宇宙航空部主任 手作業は所詮、手作業ですよ。
人間の感覚なんて思ってるより当てになりません。
手作業の方が価値があるなんていうのは、私から言わせれば、技術大国日本と呼ばれた頃の愚かな妄想に過ぎない。

佃製作所・営業第二部係長 部品供給が良いとか悪いとかの問題じゃない。
これはプライドの問題だッ!
下されっぱなしで黙ってられるか…

帝国重工・審査部主任 資料が揃っても、赤字が変わるわけじゃないッ。

佃製作所・経理部係長 赤字を隠そうとは思いません。
会社を経営していれば、業績の良い時も悪い時もあります。
ですがこれだけは断言できます。うちの財務諸表の記載されている数字は正しい。
良ければ良いなりに、悪ければ悪いなりに。会社の本当の姿を映す、そういう財務を目指してきました。

帝国重工・審査部主任 うちと付き合うわけにはいかないだと?!
おいお前ら…下請けの立場で、何を言ってるのかわかってるんだろうなッ!!

佃製作所経理部部長・元銀行員 よく分かっております。
わかっていないのは田村さん、あなたのほうだ…!!

佃製作所経理部部長・元銀行員 あの一枚のポスターが、私の悩みを吹き飛ばしてくれました。
「佃品質、佃プライド」
あれを見たとき私、正直震えました。