【完全版】20世紀の代表的作家『ミラン・クンデラ』の名語録・名言まとめ

ミラン・クンデラの名言③

西欧社会は、人権を尊重する社会だという印象を人にあたえる習慣を身に着けている。《裏切られた遺言》
事物は繰り返されると、そのたびに本来の意味の一部を失う。

あるいは、もっと正確に言えば、事物は少しずつ、自動的に意味の前提となっていた本来の生命力を失う。《笑いと忘却の書》
小説家は自分の思想を重要視しない。彼は、手さぐり状態で実存の未知の側面を明らかにしようとする探索者である。《小説の精神》
老いた死者は若い死者に場所を譲らねばならず、記念碑などなんの役にも立ちはしない。《可笑しい愛》
喜びでも快楽でも感情でも情熱でもない。興奮はエロチシズムの基盤であり、そのもっとも深い謎、そのキーワードである。《小説の精神》
私はあえて断言するが、両義的な曖昧さの技術なくして真正のエロティシズムはない。

曖昧さが強力になればなるほど、興奮は活潑になる。《不滅》
私の確信するところでは、美的な基準は神から来るものではなく、悪魔から来るものなんです。天国では誰も醜さと美しさの区別はしません。《別れのワルツ》

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