【完全版】20世紀の代表的作家『ミラン・クンデラ』の名語録・名言まとめ

ミラン・クンデラの名言②

もっとも挑発的な真実でさえ、それが権力の座に着くと、最も公式の真実になるのではないだろうか?

どんなときでも、慣習は挑発になりうるし、挑発は慣習になりうる。《ほんとうの私》
愛とは「たえざる問い」のことだからだ。そう、私はそれほどよい愛の定義を知らないのである。《笑いと忘却の書》
私は出会いと言うのであって、交際とも、友情とも、協力とさえも言わない。出会いとはすなわち、燦めき、閃光、偶然のことである。《出会い》
人間の生が罠であること、これは人間が常に知っていたことです。

人は生まれることを願ったわけでもないのに生まれ、あてがいぶちの肉体に閉じこめられ、死はまぬがれません。《小説の精神》
小説を創作するとは、あい異なるさまざまの感情の空間を並置することであり、そして私の考えでは、それこそ小説家のもっともたくみな技巧である。《小説の精神》
女って愛情なしには生きていけない。もし平気でいられるとしたら、そんなのは女じゃない。

どうして隠す必要がありましょう、家に愛がなかったから外に愛を求めたの、どうせ捜したって見つかりゃしなかったけど。《冗談》
人間の偉大さという美しい錯覚を私たちに与えたことで、悲劇は私たちに慰めをもたらす。

それに比べて喜劇は残酷である。一切のものの無意味さを情容赦なくあばきたてるからだ。《小説の精神》
政治家はジャーナリストに左右されている。だが、ジャーナリストたちは誰に左右されているのか?彼らに給料を払う連中にである。

そして彼らに給料を払う連中というのは、広告を出すために新聞のスペースやラジオの時間を買いとる広告代理店のことである。《不滅》
ある社会が根拠のない暴力や悪意を吐き出すのは、その社会に悪の、悪の支配の真の経験がないからだということだ。《出会い》

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