勝海舟(Katsu Kaishuu)
幕末から維新へ向かう激動の時代に、幕臣でありながら佐幕・勤皇の対立を超えて、世界の中の日本を見つめ、江戸城を無血開城へと導いた男・勝海舟の名言を厳選しました。
勝海舟の名語録・名言集
自分の価値は自分で決めることさ。つらくて貧乏でも自分で自分を殺すことだけはしちゃいけねぇよ。
男児世に処する、ただ誠心誠意をもって現在に応ずるだけのこと。
あてにもならない後世の歴史が、狂と言おうが、賊と言おうが、そんな事は構うものか。
功名を成そうという者には、とても功名はできない。戦いに勝とうという者には、とても勝ち戦はできない。
何ごとをするにも、無我の境に入らなければいけないよ。
事を成し遂げる者は愚直でなければならぬ。才走ってはうまくいかない。
世の中は平穏無事ばかりではいけない。少しは不平とか不満とか、騒ぐもののあるほうがよい。
時勢の代わりというものは妙なもので、人物の値打ちが、がらりと違ってくるよ。
上がった相場は、いつか下がる時があるし、下がった相場も、いつか上がる時があるものさ。
その間十年、焦らず屈んでおれば、道は必ず開ける。
機は感ずべきもので、言うふことの出来ず、伝達することの出来んものです。
外交の極意は、誠心誠意にある。ごまかしなどをやると、かえってこちらの弱点を見抜かれるものだよ。
百年の後に、知己を待つのだ。
なにが、わかるものか。昔から、大功の有つた人は、人が知らないよ。久しうして後にわかるのだ。
機先を制するといふが大切だが、機先に後れると、後の先といふものがある。