勝海舟の名語録・名言集
行動は俺のもの、批判は他のもの、俺の知ったことじゃない。
何でも大胆にかからねばならぬ。
難しかろうが、易しかろうが、そんな事は考えずに、いわゆる無我の境に入って断行するに限る。
その人がどれだけの人かは、人生に日が当たってない時にどのように過ごしているかで図れる。
日が当たっている時は、何をやってもうまくいく。
人の一生には、炎の時と灰の時があり、灰の時は何をやっても上手くいかない。
そんなときには何もやらぬのが一番いい。ところが小心者に限って何かをやらかして失敗する。
生死を度外視する決心が固まれば、目前の勢いをとらえることができる。難局に必要なことはこの決心だけだ。
島国の人間は、どこも同じことで、とにかくその日のことよりほかは目につかなくって、五年十年さきはまるで暗やみ同様だ。
それもひっきょう、度量が狭くって、思慮に余裕がないからのことだよ。
もし成功しなければ、成功するところまで働き続けて、決して間断があってはいけない。
世の中の人は、大抵事業の成功するまでに、はや根気が尽きて疲れてしまうから大事ができないのだ。
政治家の秘訣は何もない。ただ「誠心誠意」の四文字ばかりだ。
人間の精根には限りがあるから、あまり多く読書や学問に力を用いると、いきおい実務の方にはうとくなるはずだ。
人間、数ある中には、天の教えを受ける勘を備えている者がある。