ドラマ「世界一難しい恋」
第9話 諦め切れない恋と夢
ステイゴールドホテル社長・和田英雄:
幸せとは、なんだろうか・・
ある人にとっては充実した仕事であり、またある人にとっては理想の相手との恋愛である。
人は幸せを求めて、日々もがき続ける。
ステイゴールドホテル社長・和田英雄:
今ある幸せに気づかずに、より大きな幸せを求める・・
鮫島ホテルズ社長・鮫島零治:
美咲さんは・・ダイオウイカだ。
古くから深海に生息していることはわかっていたのに、生きた姿を見た者はいなかった・・
近くにいる事はわかっているのに、姿を見せない美咲さんと、まさに一緒だ・・
ステイゴールドホテル社長・和田英雄:
俺はこの5年間で幸せだと思った日は、世界一になったあの瞬間。
あのたった1日だけだぞ・・
世界一になった日から、抜かれる不安との戦いが始まった。
ステイゴールドホテル社長・和田英雄:
幸せを求めているうちは、ず~と不幸だった。
幸せを求めることがなくなり、ようやく俺は幸せになることが出来たんだ。
鮫島ホテルズ社長・鮫島零治:
しばらく会いたくないって言われているんですよ!?
ステイゴールドホテル社長・和田英雄:
会えなくても、出来ることはあるんじゃないか?!
鮫島ホテルズ社長・鮫島零治:
もしそれが彼女の夢だとしたら、自分の手で叶えなければ意味がない。
応援はするが、手助けはしない・・
鮫島ホテルズ社長・鮫島零治:
夢に・・速さは必要ない。
恋する相手・柴山美咲:
社長にとっての夢ってなんですか?
鮫島ホテルズ社長・鮫島零治:
絶対に・・消えないものだ!
周りの人間が躍起になって消そうと思っても、やけになった自分が本気で消しにかかっても、それでも消えずに残ってしまうもの。
それが俺にとっての夢だ!つまり・・君にそっくりだ。
鮫島ホテルズ社長・鮫島零治:
何度もクビと言いかけたのに・・言えず、やっとクビと言えたのに・・それでも消えずに残ってしまうもの・・
それが美咲さんだ!