村上龍
清潔にするという行為が、集中力を生んだり、自己嫌悪を無くしたりする。
自分の欲しいものが何か分かっていない奴はその欲しいものを手に入れることができない。
幸福は金では買えないというのは嘘だ、金持ち達の心や社会が歪んでいるというのも嘘だ、貧しいけれど小さな幸福というのも嘘だ、貧しい人間には快楽も情報も与えられない。
男の容量を決定するのは、その二つだ。情報と、快楽。
他人に従う快楽だけしか知らない奴らが、威張る時代というのは、最悪だ。
衣服が汚れたり、不潔になったりしてくると、人間はプライドが無くなって、不注意になって、敵からやられる。
絶望したときに発狂から救ってくれるのは、友人でもカウンセラーでもなく、プライドである。
努力そのものに喜びを見出せた人は、それだけで成功者と呼べる。
我々は東日本大震災からものすごく大事なことを学びました。ひとつは小さなコミュニティで助け合うこと、もうひとつは既存のシステムや考え方に依存しないということです。
「カンブリア宮殿」という番組で多くの経営者の話を伺っていて感じるのは、時代の変化に直面した企業が自らの資源を再発見し、再構成することの重要性です。それを新たな時代に活かすことで、生き残った企業がたくさんあります。
名前を呼ばれて、おいでって言われて、飼い主のところに行けば、必ずいいことがあるから、行く、ぼくは、そういうのが、本当の信頼じゃないかと思うんです。
過去の政治形態は歴史です。歴史にモラルはないでしょう、いい歴史とか悪い歴史とかはない。