出光佐三(Idemitsu Sazou)
百田尚樹氏の「海賊とよばれた男」主人公の国岡鐡造は出光興産創業者の出光佐三をモデルとしている。異端の経営者『出光佐三』の名言を集めました。
出光佐三の名語録・名言集
体が弱いし神経衰弱であるから第一に仕事を怠ける。何をやってもすぐあくびが出たり嫌になってしまう。また短気になる。
それを何とか克服していこうというので病と闘ってきた。それが私の一生を貫く大きな原動力になった。
本を読まなかったので自然自分で考えるようになる。本を読んでいたらかえって何事も人の後を追っかけているようなことが多かったろう。
私の考えはそこで生きてくる。人間は学問や理屈以外にも自分を磨く方法がある。
いまの官庁などは人間が組織に使われているが、我々の方は人間が組織を使うのだから組織は小さくてもいい。
では組織は無用かというと無用じゃない。最小限度に使う。法律でも規制でも人間がしっかりしておれば最小限度で済む。私の会社は小さい組織だ。
内池廉吉博士がこう言われた。「これから商人というものはなくなる」と。
私はこれから商人になろうとしているのに、これには驚かされた。また、「ただし、ひとつだけ残るだろう。それは生産が非常に複雑になり、消費者も無論複雑になる。
この複雑な生産者と消費者の間に介在して、双方の利益を図る配給者としての商人がひとつ残る。これは学理である」と。
出光の仕事は金もうけにあらず。人間を作ること。
経営の原点は人間尊重です。世の中の中心は人間です。金や物じゃない。その人間というのは、苦労して鍛錬されてはじめて人間になるんです。
金や物や組織に引きずられちゃいかん。そういう奴を、僕は金の奴隷、物の奴隷、組織の奴隷という手攻撃している。