紀里谷和明(Kiriya Kazuaki)
集合体の中には賢明さなどひとかけらもありません。
それさえ理解すれば真理は自ずと見えてくるはず。そして人間にだけ与えられた選択肢が生かされる。
システムや人を変えるのはとても難しい。
何故ならみんな自分が正しいと思っているから。
幸せの反対は不安。不安の正体は未来。未来は不確か。
どちらにしろ不確かで根拠がないのであれば、自信を持ってもいい。それが希望ではないか?
事を成す人間は全員その「根拠なき自信」を持っている。
「根拠なき余裕」を装うバカども、つまり「根拠なき自信」を笑う者たちに耳を傾ける必要はない。
人はどうやったら「認められたい」という欲求から開放されるのだろうか?
諸問題の根源はこれのような気がする。
名も知られずに死んでよい。という肯定から愛が始まるような気がする。