SF小説「銀河英雄伝説」
“常勝の天才”と謳われるラインハルトと、“不敗の魔術師”ことヤンの2人を軸に、英雄たちが戦いを繰り広げる姿を綴った壮大なSF作品。
原作はコミックスを含めて総計1500万部突破を記録したロングセラー作品である。
「銀河英雄伝説」の名セリフ
ヤン・ウェンリー:
吾々が次の世代に何か遺産を託さなくてはならないとするなら、やはり平和が一番だ。
そして前の世代から手渡された平和を維持するのは、次の世代の責任だ。
それぞれの世代が、後の世代への責任を忘れないでいれば、結果として長期間の平和が保てるだろう。
ヤン・ウェンリー:
人間の社会には思想の潮流が二つあるんだ。
生命以上の価値が存在する、という説と、生命に優るものはない、という説とだ。
人は戦いを始めるとき前者を口実にし、戦いをやめるとき後者を理由にする。
フェルナー大佐:
忠誠心というものは、その価値を理解できる人物に対して捧げられるものでしょう。
人を見る目のない主君に忠誠をつくすなど、宝石を泥のなかへ放りこむようなもの。
社会にとっての損失だとお考えになりませんか。
ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ:
自身をもっとも偉大で無謬の存在であると信じているため、他人に感謝することができず、自分と異なる考えの所有者を認めることもできないのだ。
彼と異なる考えを持つ者は反逆者にしか見えず、忠告は誹謗としか聞こえない。