田中角栄(Tanaka Kakuei)
「コンピュータ付きブルドーザー」と呼ばれた頭脳と行動力で、高等小学校卒から五四歳で首相の座に就いた田中角栄。
「新潟三区」という雪深い地盤に“利益誘導”を行い、「日本列島改造」を掲げた角栄は、戦後政治の象徴だった。
田中角栄の名言集
自分が今のところまで来たのは、自分から求めるよりも、周りから支えられたものに忠実だったから…と云った方が当たっている。
与えられた仕事に全力を尽くすことが、新しい場面を開く結果になるものだ。
人の喜び事はとくに励ましてやる必要はない、本人が幸せなんだから。
むしろ苦境、悲しみのさなかにあるとき、力になってやるべき。
身内のことを知りなさい。
身内のことも知らないで一人前の口をきくな。そして身内のために汗を流せ。損して得を取れ。手柄は先輩や仲間に譲れ。そうすればお前、めんこがられて、好かれるぞ。
第一は、できるだけ敵をへらしていくこと。世の中は、嫉妬とソロバンだ。インテリほどヤキモチが多い。人は自らの損得で動くということだ。
第二は、自分に少しでも好意をもった広い中間層を握ること。第三は、人間の機微、人情の機微を知ることだ。
99%大丈夫でも1%の不安があればオレは決断しない。
世の中は、白と黒ばかりでは無い。敵と味方ばかりでもない。
その真ん中にグレーゾーン(中間地帯)があり、これが一番広い。そこを取り込めなくてどうする。天下というものは、このグレーゾーンを味方につけなれば、決して取れない。
真理は常に中間にありだ。このことを知ることが大事だ。