PRICELESS〜あるわけねぇだろ、んなもん!〜
都会の難民と化した彼は幼い兄弟と出会い、無一文で生きる術を身につけ、新たな仲間とともに這い上がっていく物語。
『PRICELESS(プライスレス)』の名言
この子たちはね、大人が見向きもしないようなお金を毎日こつこつ集めて、やっと210円ためたの。
大切な人にそのお金でビールを買うために。
こないだのぶさん、金もらえりゃ一緒だって言ってましたけど。俺、思うんすけど。
せっかくだったら客が「うわー。食った!うまかった」って笑って帰れるようなラーメン作った方がよくないっすか?
今の時代、自分の身を守るためには相手の改善を待つよりも切り捨てた方が早い。
人であれ、取引先であれ、情に流されていては共倒れするかもしれませんからね。
最後の最後まであがいてますよ。金田一さんは。何でか分かんないけど、損得抜きで。
模合統括本部長。ビジネスマンの真価が問われるのはどういうときだと思いますか?
契約を結ぶときではなく切るときです。
優秀なビジネスマンは自分からは切らない。相手からノーという言葉を引き出させます。
新しいミラクル魔法瓶をつくるという名目で先代が築き上げてきた大切なものをどんどん切り捨てていく。人も会社も理念までも。
私はこの会社から切り捨てられるべき人間は彼らではないと思います。
本当に切られるべき人間は…。
いい魔法瓶を作って喜ばれて、もっといい魔法瓶を作ろうと思う。
それができないんなら、やっても意味がないんだ。
僕は絶対にみなさんのことを切り捨てたりはしません。皆さんと一緒に最高の魔法瓶を作りたいって思ってます。
俺の思う理想の魔法瓶は、金が儲かる魔法瓶じゃありません。
みなさんと一緒に、みんなで作る魔法瓶なんです。
ひとりでも欠けるんだったら、もうやめにします。
金田一ってさ、結果よりもさ、こう、人とのつながりとか思いとかを大事にする男じゃない。
それって、先代から私が教えてもらったこととおんなじなんだよね。
たとえ結果が出なくとも、その過程の中で、そのできたつながりとか思いがあれば それは決して失敗じゃない。
思いのない成功より、思いのある失敗をした方が人も企業も大きくなるんだって。
あの人にとってはプロセスも重要なんです。
そこに関わる人とか、その人の思いとかそういうことを大事にする人なんです。
だから、たくさんの人が金田一さんについていこうって思うんです。