鈴木敏文(Suzuki Toshifumi)
セブン&アイ・ホールディングスの中興の祖であり、カリスマ経営者として名をはせた鈴木敏文会長兼最高経営責任者の名語録・名言を厳選しました。
鈴木敏文の名語録・名言集
消費者は安い価格を求めているのではない、価格以上の価値を求めているのだ。
顧客の求めるものは日々変化しますが、ものごとの本質は不変です。
顧客第一主義とか顧客志向を言い換えるとどうなるのか。
何ごとも“顧客のために”と考えることと思いがちだが、そのときは大抵、顧客とはこういうものだと決めつけをしている。
本当に必要なのは、常に“顧客の立場で”考えることです。
自分の目を曇らせることなく、依存することなく、政治や不況のせいにせず取り組んで欲しい。そうすれば自分のするべきことは必ず見えてくるものです。
“昨日の顧客”と“明日の顧客”は同じではない。発注を行うとき大切なのは、“明日の顧客”が何を求めるかを考えることです。
まずは視点を変え、挑戦する価値があるかどうかを考える。そして自分の中で6~7割、実現できる可能性が出てきたら挑戦する。
世の中が変化しているとしたら、「なぜか」をとことん追及し、それを客観的に見る。経営者はこれが重要です。
間違っても自分たちの過去の経験に照らし合わせた、自分の経験だけで判断してはいけません。
反感も抵抗もあって当然と思えば、それらを折り込んで前に進むことができるのです。
なぜ、自分だけが売れないのか。そう思い悩んでいる人たちは、はたして日々、仮説を立て、挑戦しているでしょうか?
地味なことを、地道に、これでもか これでもかと、徹底して積み重ねていくことでしか、他店との差別化を図ることはできません。
もし私が憧れの会社に入り、しがみつこうとどこかで思ったら、コンビニ事業など考えもしなかったでしょう。
おいしければおいしいほど、それと同じくらい飽きる。飽きられないものを作るのではなく、飽きられるくらいの味の商品を供給しなければならない。
猛暑だから売れない、暖冬だから売れないとは何ごとだ。それじゃ、自分の無能をさらしているようなもんじゃないか。
求められているのは、競争よりも変化である。同じ土俵で競うのではなく、次々に変化し土俵を変えていくことが評価されるのである。
売り手から買い手へ視点を変えると、違ったデータが見える。マーケティングとは顧客の潜在的ニーズを察知して応えつづけることです。
現代の消費は経営学ではなく、心理学で考えなければならない。
本当は、リスクを小さくするためにこそ、積極的な商売を心がけなければならないのです。
積極的な商売によって機会損失をなくしていけば、必ず売り上げを伸ばし、利益を上げることができるのです。
経験の多さがモノを言った時代には『思いつきで仕事をするな』と言われたが、
今や、仮説に基づいた『思いつき』のほうがむしろ重要な時代になっていることを忘れるべきではない。