宮本武蔵(Miyamoto Musashi )
江戸時代初期の剣術家、兵法家。二刀を用いる二天一流兵法の開祖。
江戸時代初期の人だが、現代でさえ大衆的には「剣豪」の代名詞となっている。
宮本武蔵の名言集
千日の稽古をもって鍛となし、万日の稽古をもって錬となす。
初めの少しのゆがみが、あとには大きくゆがむものである。
体の大きい者も小さい者も、心をまっすぐにして、自分自身の条件にとらわれないようにすることが大切である。
観見二つのこと、観の目つよく、見の目よわく、遠き所を近く見、近き所を遠く見ること、それが兵法の要である。
打ち込む態勢をつくるのが先で、剣はそれに従うものだ。
人のまねをせずに、その身に応じ、武器は自分の使いやすいものでなければならぬ。
平常の身体のこなし方を戦いのときの身のこなし方とし、戦いのときの身のこなし方を平常と同じ身のこなし方とすること。
多数の人間と戦う時は、こちらが待っていてはいけない。
敵が四方から攻めかかってきても、むしろ、こちらから、一方へ追い回す心で向かっていくべきである。
待っていてはいけない。こちらから強く切り込み、敵の集団を追いくずし、切りくずしていくのである。
武士といえば、常に死ができている者と自惚れているようだが、そんなものは出家、女、百姓とて同様だ。
武士が他と異なるのは、兵法の心得があるという一点においてだけだ。