ドラマ『偽装の夫婦』
主人公・嘉門ヒロ:
なんで披露宴のことになるとムキになるんですか?!
元彼・陽村超治:
だって…お前に二度もウェディングドレス着させるわけにはいかないだろ。
この前、写真撮影させただけでも辛い思いさせたのに、披露宴までやって大勢の人間の前で幸せいっぱいの新婚夫婦のフリなんてさせること出来ないよ、お前に。
主人公・嘉門ヒロ:
妊娠のことはどうするんですか?
このまま嘘をついていると、もっと厄介なことになりますよ。
元彼・陽村超治:
いやゴメン、そこだけはまだ嘘ついていてくれないかな…
俺のせいで血が途絶えると思われたくないんだよ、お母さんに。
主人公・嘉門ヒロ:
(心の声)そこは据え置きかよっ!
主人公の母の妹・郷田照乃:
ヒロと別れた後、世界旅行行ったらしいじゃない。一体何があったの?
元彼・陽村超治:
僕が…ヒロの本当の魅力に気が付かなかったからです。
皆さんご存知でしょうけど、ヒロって何でも完璧に出来るじゃないですか。僕も若かったんでちょっとコンプレックス感じちゃって…
主人公の母の妹・郷田照乃:
相変わらず上手いこと言うね、あんた。
元彼・陽村超治:
この映画みたいにさぁ、男女の垣根超えて、堅い友情で結ばれた親友がいたら、どんなに幸せだろうって思ったな、あの頃…
あれ…もしかして今、そうなってるのか俺たち。俺って幸せ者だ、ありがとなヒロ。