ヘルマン・ヘッセ(Hermann Hesse)
ドイツの作家。主に詩と小説によって知られる20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者である。 南ドイツの風物のなかで、穏やかな人間の生き方を画いた作品が多い。
ヘルマン・ヘッセの名言集
愛は、哀願して得ることも、金で買うことも、贈り物としてもらうことも、路上で拾うこともできます。けれど、奪い取ることだけはできないのです。
おそらくすべての芸術の根本は、そしてまたおそらくは、すべての精神の根本は、死滅に対する恐怖だ。
私が人生を諦めて、自分一個の幸不幸などはどうでもよいと悟って以来、少なくとも人生は、私にやさしくしてくれるようになった。
愛は憎しみより高く、理解は怒りより高く、平和は戦争より気高い。
人生の義務は、ただひとつしかない。それは幸福になることだ。
人間はそれぞれ自分の魂を持っている。それをほかの魂とまぜることはできない。
はかなさがなければ、美しいものはない。美と死、歓喜と無常とは、互いに求め合い、制約し合っている。
あなたは深いところで、とてもよく知っています。たった一つの魔法、たった一つの力、たった一つの救いがあることを。
それは「愛すること」だということを。
人生が生きるに値するということこそ、すべての芸術の究極の内容であり、慰めである。
彼は、恋をすることによって同時に自分自身を見いだしたのであった。しかし、大抵の人々は、恋をすることで自分自身を失ってしまうのである。
地上には多くの道がある。けれど、最後の一歩は自分一人で歩かねばならない。
幸福を追い求めている限り、君はいつまで経っても幸福にはなれない。たとえ最愛のものを手に入れたとしても。
人生とは孤独であることだ。誰も他の人を知らない。みんなひとりぼっちだ。自分ひとりで歩かねばならない。
人生を明るいと思う時も、暗いと思う時も、私は決して人生をののしるまい。
心の中にある絵をしばらくの間逆さまに懸けてみるのはいいことだ。
殺すのは何も現在あるものばかりとは限らず、未来のものを殺すこともありうる。