パスカル(Pascal)
哲学者、自然哲学者、思想家、数学者、キリスト教神学者である。 早熟の天才で、その才能は多分野に及んだ。ただし、短命であり、三十代で逝去している。
パスカルの名語録・名言集
人間のむなしさを知ろうとするなら、恋愛の原因と結果とをよく眺めるがよい。
情念は過度でなければ美しくありえない。人は愛しすぎないときには十分に愛していないのだ。
人間は自分のことを一向に知らないものだから、多くの人々は、健康であるのに死んでいくように思い、また、多くの人々は、死にかけているのに健康であると思う。
すべての人間の不幸は、部屋に一人で静かに座っていられないことに由来している。
もし君が勝てば、君は全部もうける。もし君が負けても、何も損しない。それだから、ためらわずに、神があると賭けたまえ。
些細な事が我々を慰める、些細な事が我々を苦しめるように。
実物には一向に感心しないくせに、それが絵になると、似ていると言って感心する。絵とはなんとむなしいものだろう。
真理が支配しているときに平和を乱すことがひとつの犯罪であると同様に、
真理が破壊されようとしているときに平和にとどまることも、やはり、ひとつの犯罪である。
人は宗教的確信に促されて行うときほど、完全に、また喜んで悪事を働くことはない。
真の雄弁は雄弁を軽蔑し、真の道徳は道徳を軽蔑する。哲学を軽蔑することこそ、真に哲学することである。
徳の高さは、人が何か特別に頑張った時に判断すべきではない。日頃の行いで判断すべきである。
恥は一つしかない。すなわち、なんの恥も感じないということだ。
偉人が我々より偉いのは頭が少しばかり高く出ているだけのことで、足のほうは我々と同じくらい低いところにある。
美貌のためにある女を愛する人は、その女をいつまでも愛するであろうか? 否である
もし、友人が陰でしゃべっていることをお互いに知ったら、友情はほとんど保たれない。
想像力は何でもやってのける。それは美と正義と幸福をつくるが、これこそ、この世におけるすべてなのだ。
世には沢山のいい格言がある。人がそれらを適用することに欠けているだけだ。
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