新渡戸稲造 (Nitobe Inazo)
「武士道」の著者として知られる岩手県出身の教育者、農学者。
国際連盟事務次長や東京女子大学学長、東京帝国大学農学部教授などを歴任した人物であり、
日本銀行券の五千円札の肖像として描かれたことでも著名。
新渡戸稲造の名言集
いかに苦しいことがあっても、ヤケになるのは短慮の極みである。
逆境にある人は常に、「もう少しだ」と言って進むといい。
やがて必ず前途に光がさしてくる。
人間は、それぞれ考え方や、ものの見方が違うのが当然である。
その違いを認め合い、受け入れられる広い心を持つことが大切である。
信実と誠実となくしては、礼儀は茶番であり芝居である。
他者の感情を尊重することから生まれる謙虚さ、慇懃さが礼の根源である。
名誉は「境遇から生じるもの」ではなくて、
それぞれが自己の役割をまっとうに務めることにあるのだ、
ということに気づいているのは、ごくわずかの高徳の人びとだけである。