ニーチェの名語録・名言集
恋愛感情の中には、いつも若干の狂気が潜んでいる。とは言っても、狂気の中にもまた、いつも若干の理性が潜んでいるものである。
悪意というものは、他人の苦痛自体を目的とするものにあらずして、われわれ自身の享楽を目的とする。
よい評判を得るために自己を犠牲にしなかった人が何人いるだろう?
ある巨匠の作品を演奏するピアニストが、その巨匠を忘れさせて、まるで自分の生涯の物語を語っているとか、
まさに何か体験しているふうに見えたとき、最もうまく弾いたことになろう。
人生は常に頂上に近づくほど困難が増してくる。寒さは厳しくなり責任は重くなる。
いい手本を示そうとする者は、自分の徳に微量の馬鹿げたところを添えなくてはならぬ。
すると人は見習って、同時にその模範を眼下に見下ろす。これが人々の好むところである。
われわれ一人ひとりの気が狂うことは稀である。しかし、集団・政党・国家・時代においては、日常茶飯事なのだ。
世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。
人間は行動を約束することはできるが、感情は約束できない。なぜなら、感情は気まぐれだからである。
この世に存在する上で、最大の充実感と喜びを得る秘訣は、危険に生きることである。
あなたが出会う最悪の敵は、いつもあなた自身であるだろう。
結婚とは、幻想を父とし、必要性を母として生まれるものである。