ドラマ「化石の微笑み」
吉田光洋(よしだ・みつひろ)氏の作品で、
認知症の祖母の世話をする女子高校生と、人と触れ合うのが苦手な男子高校生が、
互いに困難を乗り越えて成長を遂げながら、小さな恋を実らせるまでを描いた物語
「化石の微笑み」の名言集①
あの頃、異常なくらい汚れることに敏感で、世界は触りたくないものに溢れていた。
でも今では、なんとか抵抗なく大抵のことに触れることが出来る。それでも、人の肌だけは…まだ…。
―彩美の同級生・宮原和哉
でもそれより腹が立つのは、私自身。病気のせいで、本当のおばあちゃんが消えていく…。
そんなの姿見続けるの、正直きつくてさ…。だから、毎日顔合わせなくて済むと思ったら、なんか楽になっちゃった…。最低だよね…。
―主人公・中村彩美
笑っていたのは、今のおばあちゃんじゃないの。私たちが見てたのは… “化石の微笑み”。
おばあちゃんの記憶の中で、何十年も眠っていた少女の頃の笑顔。
―主人公・中村彩美