「化石の微笑み」の名言集②
だとしても、良かったんじゃないかな。その化石を掘り起こして、今を吹く風にあてることが出来たんだから…。幸子さん(認知症を患っている彩美の祖母)、心から笑っていたよ。
―彩美の同級生・宮原和哉
―彩美の同級生・宮原和哉
(戦時中、金属類回収令からペンダントを守るため埋めている時)
お母さんのたった一つの思い出だもん。絶対に守らなきゃ。
―彩美の祖母・井沢幸子
でも知っておきたかったな。結構落ち込んでたんだよ、宮原君に嫌われてるんじゃないかって。
―主人公・中村彩美
―主人公・中村彩美
ごめん..。でも、その正反対だから。
―彩美の同級生・宮原和哉
うん。…えっ?
―主人公・中村彩美
似合っているよ。そのペンダント。
―主人公・中村彩美
―主人公・中村彩美
ありがとう。これはね、おじいちゃんのとても大切な思い出なの。
―彩美の祖母・井沢幸子
おばあちゃん。おじいちゃんと一緒で幸せだった?
―主人公・中村彩美
―主人公・中村彩美
辛いことも沢山あったけど、思い出すと、温かくて…優しい気持ちになれるの。…これね(思い出のペンダント)、もらって欲しいの。彩美にね。
―彩美の祖母・井沢幸子