2016年4月4日放送、「星野源のオールナイトニッポン」にて、アルバム「YELLOW DANCER」に収録されている「Week End」についてお話しされていたので、書き起こししました。
「YELLOW DANCER」そして「Week End」
「時よ」というのは、作った順番でいうと最初のほうなんですけど、ブラックミュージックというくくりではないんですね。
むしろ、イエローのほうにかかっている。日本的な、黄色人種的な、日本のほうにかかっている曲だったんですけど、
「Week End」っていうのは、プリンスの曲に触発されて「桜の森」という曲を作りました。そのあとに「SUN」という曲を作りました。
『Week End』に込めた想い
さらにもう1個、「盛り上がれる曲」「踊れる曲」を作りたいということで「Week End」を作りました。
歌詞はあまり深い意味はなくて、「口が歌っていて気持ちいい」を優先しました。
あと「週末の感じ」。僕も週末がすごい好きで、土曜日のあの感じ。おぼろげに記憶があるのは「エポック感」ね。土曜の夜のエポの感じ(笑)
(中略) そのワクワクした感じを、パッと聴いただけで体が反応するような、言葉で説明するかっていうよりは、体が感じるようにしたいなって作った曲です。
意味のない曲を作りたかった
自分はまず意味のない曲を作りたかったんです、最初は。
それまでアルバム3枚通してきて、じっくり聴いて、言葉を反芻して「ここはこういう意味なんだ」「この曲って一見こう見えるけど、こういう曲なんだ」っていうものを3枚通して目指したんですけど、
すごく良い意味でやりきれたかなっていう。次、何かしたいなっていう時に、プリンスの曲を聴いてすごく気持ちが上がって、「ダンスナンバー作りたい!」っていう。
歌詞をじっくり聴くというよりかは、ワードの1個がポーンと入ってきたりだとか、体が勝手に反応するような、体で感じるような音楽を作りたい、それを一番初めに気を付けてというか、
ブラックミュージックとJ-POP、両方の手綱を離さずに、最後まで自分の音楽を作りたいなと。