岡本太郎(Okamoto Tarou )
『太陽の塔』や「芸術は爆発だ」の名言で知られている、二十世紀の日本を代表するアーティスト・岡本太郎。
芸術に捧げたその人生と反骨精神溢れる言動に、今なお新たなファンを増やし続けている。
岡本太郎の名語録・名言集
自分に能力がないなんて決めて、引っ込んでしまっては駄目だ。
なければなおいい、今まで世の中で能力とか、才能なんて思われていたものを越えた、決意の凄みを見せてやる、というつもりでやればいいんだよ。
自分を実際そうである以上に見たがったり、また見せようとしたり、あるいは逆に、実力以下に感じて卑屈になってみたり、
また自己防衛本能から安全なカラの中にはいって身をまもるために、
わざと自分を低く見せようとすること、そこから堕落していくんだよ。
むしろ「成功は失敗のもと」と逆に言いたい。
その方が、この人生の面白さを正確に言いあてている。
面白いねぇ、実に。オレの人生は。
だって道がないんだ。眼の前にはいつも、なんにもない。ただ前に向かって身心をぶつけて挑む瞬間、瞬間があるだけ。
人生の目的は悟ることではありません。生きるんです。人間は動物ですから。
挑戦した不成功者には、再挑戦者としての新しい輝きが約束されるだろうが、挑戦を避けたままオリてしまったやつには新しい人生などはない。
私は、人生の岐路に立った時、いつも困難なほうの道を選んできた。
人間にとって成功とはいったいなんだろう。
結局のところ、自分の夢に向かって自分がどれだけ挑んだか、努力したかどうか、ではないだろうか。
信念のためには、たとえ敗れると分かっていても、おのれを貫くそういう精神の高貴さがなくて、何が人間ぞと僕は言いたいんだ。
自分の中にどうしても譲れないものがある。
それを守ろうとするから弱くなる。そんなもの、ぶち壊してしまえ!
心の底から平気で、出世なんかしなくていいと思っていれば、遠くの方でちぢこまっている犬のようにはみえないんだ。
誰のために創るんだろう。考えたことあるか。自分のために? そんなの甘っちょろいよ。
植木づくりでもやるんならそれでいいんだ。金のために?だったら創るより早いやり方がいくらでもあるだろう。
愛の前で自分の損得を考えること自体ナンセンスだ。そんな男は女を愛する資格はない。