澤口俊之(さわぐち としゆき)
後悔をバネにできるのは、脳がまだ発達途上の24歳までです。
25歳を過ぎた大人は、ものごとの過程や原因を分析しない限り、成長できません。
学習が長続きするかどうかのカギは、自己モニタリング力の強化に尽きます。これは自分の特性を分析し、適切な方法などを見極める力です。
ダイエットも同じで、自己モニタリング力が高い人は成功します。以前語学やダイエットで挫折した人は、単に過去を後悔するのではなく、失敗の原因を分析しましょう。
脳は環境によって変化します。習得したい言語をたくさん聞けば、誰でもある程度は上達します。
イノベーション力は若い人の方が優れていることは明らかなので、組織のためにも、彼らのアイデアは積極的に採りいれましょう。
ただし経験が少ないため、彼らの言うことには妄想が含まれています。それをあなたの地頭力でカバーするのです。
適度に自分の能力を肯定しながら、未来を志向する。それが大事です。
新聞の社説を批判的に読むのも、複雑なものごとを理解して覚えるという記憶力の向上に効きます。
毎日テーマが異なるので知識が増えますし、批判するためには更なる知識を使います。これを日々の習慣にすれば、判断力や決断力など別の能力も磨かれます。
夢が実現して、それがどれだけ素晴らしいかを過去形で紙に書いて貼っておきましょう。
そのためなら努力ができる。信じるということは考える対象を限定することなのです。