細木数子(Hosoki Kazuko)
仏教に”因果応報”という言葉があります。
一つの結果が現われるためには、必ずその原因があります。
現在の結果は過去の原因がもたらすものであり、現在の原因は未来の結果として、必ず姿を現わすのです。
親が悪いわけでも、子どもが悪いわけでもありません。社会が悪いわけでも時代が悪いわけでもありません。
原因はすべて、ねじれたこころ、ゆがんだこころを持った自分自身にあるのです。
心の美しい人は、澄んだ目の中に力強さを感じさせますし、逆に、心のねじ曲がった人は、目に邪な光をただよわせています。
人と接するときは、相手の目をじっくり見るように努めることです。
懸命になって働けば、本当の意味で豊かな生活を送ることができます。
それを確信し、いま自分がしたいことは何なのかを決めましょう。
素直な人というのは、聞いたとおりにそれを実行しようとします。
頭の中であれこれと思いをめぐらせ、いつまでもウジウジ悩むこともありません。
自分の本質がもっともはっきり顔を出すのは、死に直面したときだといわれています。
自分のまわりで起こるできごとの一つひとつ、すべてが「学問」だと思ってください。
出会う人、経験すること、どれをとっても無駄はないのです。
「相愛し、相信じ、相敬し、相楽しむ」。
現代人の多くは、この「相」という部分がすっぽり抜け落ちてしまっています。
受ける一方の愛、自分にだけ都合のよい愛では、幸福を味わうことはできません。
動いたら動いたぶんだけ、かならずそれなりの結果が出る―それが世の習いです。
良いことをすれば良い結果が出ますし、悪いことをすれば悪い結果が出ます。
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