本田宗一郎(Honda Soichiro)
「ホンダ」こと本田技研工業の創立者にして、日本の自動車史のみならず、世界の自動車史にとても大きな足跡を残した人物です。
本田宗一郎の名言集
成功者は、例え不運な事態に見舞われても、この試練を乗り越えたら必ず成功すると考えている。
そして、最後まで諦めなかった人間が成功しているのである。
苦しい時もある。夜眠れぬこともあるだろう。
どうしても壁がつき破れなくて、俺はダメな人間だと劣等感にさいなまれるかもしれない。私自身、その繰り返しだった。
人真似をするな。楽をしたければ人真似をするのも自由だが、そうなると企業は転落と崩壊の道をたどり始める。
私は若い社員に、相手の人の心を理解する人間になってくれと話す。それが哲学だ。
通産省に言われたことと全部反対のことをやってきた。だから、ホンダの今日がある。
資本がないから事業が思わしくないとの声をよく聞くが、それは資本がないからではなく、アイデアがないからである。
発明は恋愛と同じです。苦しいと思えば苦しい。楽しいと思えばこれほど楽しいことはありません。
何かを深く信じれば、誰でも自分の中に大きな力を見つけだし 自分を乗り越えることができる。
発明考案にしても、人より一分でも一秒でも早ければ、特許になる。すべてスピードじゃないですか。
だから、スピードを否定したら、発明的創意工夫もないし、そこにウィットもないはずです。
自分はこれが好きだと思い、自分はこれを職業としたいというものを発見させるのが、教育の主眼のひとつであろう。
人間にとって大事なことは、学歴とかそんなものではない。
他人から愛され、協力してもらえるような徳を積むことではないだろうか。そして、そういう人間を育てようとする精神なのではないだろうか。
当時、一生懸命がやたらと尊ばれた。単なる一生懸命には何ら価値がないことを為政者は教えなかった。
だから国民は一生懸命が価値を持つためには、正しい理論に基づくことが前提条件だということを悟らなかった。
自分の力の足りなさを自覚し、知恵や力を貸してくれる他人の存在を知るのもいい経験である。
天才とか聖人とかいう人を除けば、人間はみな似たりよったりの能力と、感情の持ち主である。
これを悟らなければならないと思う。つまり、我も人なら、彼も人なのである。
私はうちの会社のみんなに、「自分が幸福になるように働け」っていつもいってるんですよ。
会社のためでなく、自分のために働けって。
こちらが悪ければ、悪い人間が寄ってくる。こちらが信用することによって、信用される人間が生まれる。
社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる記号に過ぎない。
かけがえのない「若さ」も、それを自覚していなければ「豚に真珠」、「猫に小判」で、あってなきに等しい。
「若さ」を自覚してこそ、初めて苦しみに耐え抜く勇気も、明日への活力も湧いてくる。
だから私は若い人たちにまず「若さ」の価値を知るべきだと声を大にしていいたい。
開拓精神によって自ら新しい世界に挑み、失敗・反省・勇気という三つの道具を繰り返して使うことによってのみ、最後の成功という結果に達することができると私は信じています。