羽生結弦(はにゅう ゆづる)
優勝するしかないのなら、優勝すればいい。わかりやすい。
自分は今ここに1人でいます。
金メダリストは日本の男子スケーターとして1人しかいないですけど、表彰台に上がったとき、本当に日本の皆さん、世界中で応援してくださった皆さんの思いを背負って演技できたことをうれしく思いました。
恩返しができたんじゃないかなと思っています。
王者になる。
まずそうして口に出して、自分の言葉にガーッと追いつけばいい。
「真面目」というイメージでしたが、「しゃべってみるとアホだねって周りからよく言われる。
火山で言えば、マグマが溜まるコアの部分を作っている。
コアがしっかりあるから吹き出せる。今までは上辺だけで演技してた感じ。今年はそれを痛感しました。
スケートアメリカのフリー、ガタガタの演技を体験して、あれで痛感しなかったら俺は本当にダメな奴ですよ。
自分のプライドにかけて全部を跳びたい。
具体的に自分が何をすべきか、今何をしなくてはいけないのか、諦める諦めないの前に考える。
できることを出し惜しみしてやっていてもつまらない、それは一生懸命ではない
プレッシャーを感じても乗り越えることができれば、自分が強くなれる。
自分が負ける・勝つ
そういうものじゃなくて、自分が今、高みに立とうとしているのかしていないのか、そっちの方が今、すごく重要視してる方かなって思います。
どんな状況でも全力を出すのはスケーターとしての流儀。