天性の美食家・北大路魯山人が残した言葉・名言集

北大路魯山人

低級な人は低級な味を好み、低級な料理と交わって安堵し、また低級な料理を作る。

 

日本人が常に刺身を愛し、常食する所以は、自然の味、天然の味を加工の味以上に尊重するからである。

 

すべて本来の持ち味をこわさないことが料理の要訣である。

 

人はただ自然をいかに取り入れるか、天の成せるものを、人の世にいかにして活かすか、ただそれだけだ。

 

河豚の旨さというものは実に断然たるものだ、と私は言い切る。これを他に比せんとしても、これにまさる何物をも発見し得ないからだ。

 

我々はまず何よりも自然を見る眼を養わなければならぬ。これなくしては、よい芸術は出来ぬ。これなくしては、よい書画も出来ぬ。絵画然り、その他、一切の美、然らざるなしと言える。

 

富士山には頂上があるが、味や美の道には頂上というようなものはまずあるまい。仮にあったとしても、それを極めた通人などというものがあり得るかどうか。

 

ものさえ分かって来ると、おのずから、趣味は出て来るものである。趣味が出て来ると、面白くなって来る。面白くなって来ると、否応なしに手も足も軽く動くものである。

 

食道楽も生やさしいものではない。とにかく、かつての日本人の衣食住は、すべて立派であった。国外に遠慮するものあったら、それは間違いだ。

 

人間は純理にのみ生きるものではないということを考えねばならない。

 

書でも絵でも陶器でも料理でも、結局そこに出現するものは、作者の姿であり、善かれ悪しかれ、自分というものが出てくるのであります。
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