第2話:所轄刑事としての覚悟
私が許さないと言っているのは、あなたのその戦い方なんです。
相手はあの捜査一課長なんですよ。ただ闇雲に戦うだけでは通用しない。
必要なのは、こんな(退職届)自己満足な潔さじゃない。
無様でも生き残ることなんです。一課長の靴を舐めてでもね。
我々には足があるんです。所轄には所轄の戦い方ってのがあるんですよ!
絶対的なものにも、裏がある。その裏にある真実を私は突き止めたいんです。
正しいかどうかは、胸を張れるかどうかです。
大切なものを守るためには、戦うしかないんです。
敵は味方のフリをする。でしたっけ?笑
私が目指すものは最初から変わらない!
変わったのはその理由だよ。
この警察の組織体制を誰かが変えなきゃいけないんだ。そのためなら、上に立つしかないんだ。
私は飼い主にしっぽを振るような犬ではない、警察官だ。
第3話:所轄に裏切り者が!?
所轄の力、見せてやろうじゃないかッ!
私はこれまで、さまざまな犯人の気持ちを理解してきた…今、ようやくわかった小野田一課長の考えが!
絶対に許さない。我々が成すことはたった一つ、戦うしかない。
第4話:裏切り上司と直接対決
99%の疑いがあっても、100%の確証がなければ意味がない。
必ず小野田のしっぽを掴むんだ・・
私は常に、犯人は何を思い、どう考えるかを想像してきた。
世の中にいるんです。自分の身を守るためなら、どんな卑劣な手でも使う人間が。
警察の任務は、犯罪者を捕まえることです。
ですが、それは目的ではありません。
我々の理想は、この世界から犯罪そのものがなくなることなんです。
あなたは正義を第一に考え、組織の規律を重んじてきた方です。
私のその姿勢に共感し、親のように育てていただき、あなたから多くのことを学んできました。
ですが、それは全て虚像でした!
私にとってあなたはもはや親ではない、ただの敵だッ!
第5話:ついに芝署編、完結!
確かに今は負けでしょう。
ですが、最後に勝てばそれでいい。我々はしぶといですよ。
国民の安全を守る警察組織自体を、我々はまず守らなくてはならない。
我々警察にとって、最も厄介な敵は..警察組織そのものかもしれない(笑)
正義だけでは、国民の真の安全というものは、守れない。
お前たちが目指す捜査一課長というのは、そういうものなのだ。
現場畑の小野田が、なぜ捜査一課長までなれたと思う?
刑事として優秀だけではなれない。出世のために、仲間を裏切ったからだ(笑)
敵は味方のフリをする。お前も精々気を付けることだな(笑)