愛情を受け取る人間は、一般的にいえば、愛情を与える人である。
理性的な人間なら、自分が絶対に正しいなどとむやみに信じたりはしないだろう。
私たちは常に、自分の意見にある程度の疑いをまじえなければいけない。
愚者の楽園に暮らす人々の幸福を羨ましがってはいけない。
それを幸せだと考えるのは愚か者だけだからである。
愛国者は常に祖国のために死ぬことを口にするが、祖国のために殺すことについては決して語らない。
愛国心とは喜んで人を殺し、つまらぬことのために死ぬことだ。
最も強い希望は、絶望から生まれる。
我々にとって最も不愉快な人種は、相手を見境なく分類して、分かり切ったレッテルを貼る人々である。
素晴らしい人生とは、愛に鼓舞され、知識に導かれた人生だ。
自分の意見と違う意見に腹を立てず、そういう意見が出た理由を理解しようとする術を学ぶことが大事である。
賢人は、妨げうる不幸を座視することはしない一方、避けられない不幸に時間と感情を浪費することもしないだろう。