サマセット・モーム(Somerset Maugham)
イギリスの小説家、劇作家。医師になり第一次大戦では軍医、諜報部員として従軍した。1919年に『月と六ペンス』で注目され、人気作家となった。
サマセット・モームの名言集
恋人として男と女とが違う点は、女は一日中恋愛をしていられるが、男はときどきしかできないということである。
完璧には一つの重大な欠点がある。退屈になりがちなのだ。
苦労人というのは、ややこしい苦境を優雅に切り抜ける人のことである。
長い目で見れば、利口者や金持ちに生まれつくよりも、運の良い人間に生まれついた方がいい。
良い妻というものは、夫が秘密にしたいと思っている些細なことを常に知らぬふりをする。それが結婚生活の礼儀の基本である。
ユーモアのセンスを持っていると、人間性の矛盾を楽しむようになる。
金だけが人生ではない。が、金が無い人生もまた人生とは言えない。十分な金が無ければ、人生の可能性のうち半分は締め出されてしまう。
恋は、人間を何ほどか自己以上のものにし、同時に、何ほどか自己以下のものにする。
才能のない人たちが芸術を追求するほど悲惨なことはない。
人生の最大の悲劇は死んでしまうことではなく、愛することを止めてしまうことだ。
「青春がすばらしい」というのは幻想である。青春を失った人達の幻想である。
人生の秘訣とは、自分でそれを見つけないと意味がないのだ。
私が確信できることがたった一つある。それは確信できることはほとんどないということだ。