プロ野球・落合博満の名語録・名言集

落合博満 (おちあい ひろみつ)

現場の長にある指導者は、欠点を長所に変える目を持って新人に接していくことが大切なのだ。

 

リーダーとは”その立場にある人”のことを指す言葉であり、誰かの評価によって決まるものではない。
 
だが最近のスポーツメディアは「チームリーダー」という表現を用いて特定の選手を祭り上げる。

あるいはなかなか好成績をあげられないチームを取りあげ「チームリーダーが不在」と結論づけたりする。

 

野球は9人対9人で戦うチームスポーツだが、実際は投手と打者による1対1の勝負である。
 
しかも、投手の指先をボールが離れると、コンマ何秒で勝負がついてしまう。そんな一瞬の勝負に、長々とアドバイスしている時間はない。一般社会でも同じような場面があるはずだ。

 

球団の財産は選手だ。ならばどんなことをしてでも選手を守らなければならない。

企業経営者と話をしても、常に考えているのは「どうやって利益を上げようか」ではなく「いかに社員とその家族の生活を守っていくか」である。

その目的を達成するためなら、自分は嫌われたって恨まれたって構わない。

 

厳しい競争は自然にチームを活性化させる。

だからこそ選手たちが自己成長できるような環境を整え、そのプロセスをしっかり見ていることが指導者の役割なのだと思う。

タイトルとURLをコピーしました