武田真一アナウンサー
1990年NHK入局。「正午のニュース」や緊急報道を担当。イラク戦争開戦や北朝鮮による拉致被害者帰国、新潟県中越地震などをライブで伝えた。現在は「ニュース7」を担当。
武田真一氏の発言集
アナウンサーは、マイクに、放送に、そして視聴者に一番近いところにいる存在です。
NHKでは東日本大震災以降、災害時、視聴者にどのような呼びかけをしたらいいか、検討を続けてきました。
ただ単に情報を伝えるだけではなく、私たちが被災した方々の立場に立ち、時に励ますことも必要。
「皆さんに寄り添う放送」ということを鮮明にすることで、災害を乗り越える力に、少しでもなれば。
私たちはいつも、「命を救いたい」「復興を早めたい」という思いで放送をしています。
ただ、情報や言葉だけではどうしようもない部分がある。だからこそ、現場で汗を流し、泥にまみれて復旧に当たっている方々、被災した方々の苦労を思いながら、取材、放送に当たらないといけない。
命を救う前提となるのは、正しい情報がきちんと伝わるということではないか、と思いました。
若いアナウンサーにいつも言っていることなのですが、「本気で命を救いたい」という心構えが大切だと思っています。
若いアナウンサーにいつも言っていることなのですが、「本気で命を救いたい」という心構えが大切だと思っています。
アナウンサー自身が常に備え、自らの判断で最善の情報をお届けできるようにしておかないといけないと思っています。