日曜劇場『天皇の料理番』
松前屋の長女・高浜俊子:
うち、楽しかったんです。篤蔵さんとおって。
けど、これはこんなことしてしまう人やから、きっとお楽しかったんです。
何もかも望んでは、罰が当たるゆうもんです。
日本大學法律科教授・桐塚尚吾:
おぉ、食べに。働き口をお願いしに行くのではなくてかね。
主人公の長男・秋山周太郎:
はい。修行するにもまず、その店の味を確かめるべきだっとか何とか偉そうなこと言って、そんな心構えで良いものなんでしょうかね。
俊子の母・高浜ハル江:
また喧嘩したのかい。短気は損気ってねぇ。
主人公の長男・秋山周太郎:
篤蔵、お前はいっつもそうだな。
学ぶということが出来ぬ。出来ぬことがあると、すぐに我流を押し出す。
かんしゃくを起こし、挙句の果てには出来ぬことをつまらなぬと置き換え強弁する。
主人公の長男・秋山周太郎:
相場師でも、坊さんでも、つまらぬと思わず、続けていく人は大勢いる。
その人たちは、すべてのことが性に合っていたから続けていたのだろうか。
俺は違うと思う。嫌なこともあるけど、辛抱して、努力して、その中に面白さを見つけてきたのだろう。
お前の性分では、面白い仕事でもつまらない仕事に成り下がる。そういう仕組みになってるんじゃないか。
主人公・秋山篤蔵:
つまらなくならないんです。一日裏口にいると、いろんなもんが見えるんです。
業者とコックがしゃべってるのとか、コックとコックがしゃべってるのが聞えてきたり、そこから、いろんなことがわかるんです。
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