数々のヒット小説を世に送り出している作家・池井戸潤。
その作品の中で唯一、女性主人公が活躍する「不祥事」を、杏主演でドラマ化!!
〔豪華キャスト陣〕
杏、上川隆也、甲本雅裕、塚地武雅、榎木孝明、大杉漣、生瀬勝久 他
〔原作〕
池井戸潤(「不祥事」「銀行総務特命」(講談社文庫))
2015年7月8日放送 第1話
第1話に登場した名台詞・名言集
やっぱり全国各地の支店を回って、その土地の美味しいものを食べられるって言うのが、臨店の仕事の醍醐味ですよねぇ。
主人公・花咲舞その通りだぁ。支店で起こった小さな問題の解決やら指導やらして、かえって嫌われるような仕事をしてるんだ。これくらいの良い事がなきゃ、割に合わん。
支店統括部臨店班・相馬健
しかし花咲くんは、いつ会っても変わらず元気だな。皆が嫌がる仕事をやってくれて助かるよ。
企業というのは、そういう縁の下の力持ちがいてこそり立つものだ。
常務取締役・真藤毅
真藤常務でも…出世は嬉しいものなんですね。
主人公・花咲舞当たり前だろ。バンカーは誰でも出世してなんぼだよ。
支店統括部臨店班・相馬健相馬さん、私は出世が全てなんて…思ってませんから。
主人公・花咲舞
お前が張り切って一度でも功を奏したことがあったか?いやッない…。1回くらいあっても忘れろ。いいか花咲! 絶対に…
支店統括部臨店班・相馬健「余計なことは言うな、笑ってごまかせ」ですよね。
主人公・花咲舞
君たち臨店の仕事は、支店のあら探しだったなぁ。だが我々は東京第一銀行のトップに立つ支店の行員として、責任を持って仕事している!
こんなちっぽけな会社相手に…時間の無駄遣いをさせないでくれ!
日本橋支店支店長・橋爪藤一
ココに注目!
私が危惧しているのは…裁判の勝ち負けじゃない。東京第一銀行が訴えられたという事実が広まれば、世間には当行が訴えられるようなことをしたと思う人も出てくるんだ。
それが一人であろうと…キズになる。たとえこちらに非があろうとなかろうと。誰かがしっかり責任を取る必要があるな…
常務取締役・真藤毅
ゴミ箱から何を拾ったって、ゴミしか出てきやしないんだよッ!ゴミになりたくなかったら、成績を上げてみろッ!!
日本橋支店支店長・橋爪藤一
君っ退職願を出しなさい。訴えられた以上誰かが責任を取らざる負えない。銀行とはそういうところだ。諸角産業の担当は…君だね。
日本橋支店支店長・橋爪藤一
ココに注目!
私、臨店の仕事を始めてから、銀行の古臭い考えや、身勝手な上司のせいで、苦しい理不尽な思いをしている人を何人も見てきました。言いたいことも言えなくて…一人で苦しんで…もし北原さんが今、そういう思いをされているなら、私、黙ってられません!
主人公・花咲舞
私…いつの間にか大事なこと忘れてたみたい。いくら追い詰められてても、お客様を騙していいはずがないのに…
日本橋支店渉外課・北原有里この銀行は、腐ってます…! だって、こんなの絶対間違ってるって小学生でも分かるのに…!
主人公・花咲舞
花咲さん、あたしね、東京第一銀行に採用が決まった時、すっごく嬉しかった。うちの田舎小さい町だから、ゆりちゃんが銀行に就職するって大騒ぎして、親もすごい喜んで、初めて親孝行できた気がした…
この行員証は…これってない私に自信と居場所をくれたの。ずっとここで働きたいと思ってた…辞めたくなかった…。
日本橋支店渉外課・北原有里
ときどき、思うことがあるんですよ。誰も味方がいないとき、花咲みたいな奴がそばにいてくれたら、楽になれんじゃないかなって。
支店統括部臨店班・相馬健
ココに注目!
いいか花咲、もう一度だけ言っておく。銀行ってのはな、正論が通用するような世界じゃない。いや、むしろ通用しない方が多いと言ってもいい。
支店統括部臨店班・相馬健
この仕事をしてると、支店で理不尽な目にあって苦しんでいる人達にいくらでも会うことになる。
その度に、その人たち一人一人に感情移入してたら、それこそキリがないぞ。お前も銀行で働いていくなら、受け流して、我慢することを覚えろ!
支店統括部臨店班・相馬健
自分の手を汚さずお客様を騙して、その不正の責任を全部部下のせいにするなんて、間違ってますッ!
主人公・花咲舞
ココに注目!
全国一位のこの支店は、他の支店とは違うとおっしゃってましたが、この支店に一位の称号はあっても、心がありませんッ!心を失わせているのは、橋爪支店長あなたですッ!!
主人公・花咲舞