ドラマ『アルジャーノンに花束を』
ダニエル・キイスの瑞々しいヒューマニズム作品に野島伸司が独自の世界観を加え、山下智久が主演を務める“奇跡”の物語。
〔豪華キャスト陣〕
山下智久(白鳥咲人),栗山千明(望月遥香),窪田正孝(柳川隆一),工藤阿須加(檜山康介),谷村美月(河口梨央),いしだ壱成(白鳥久人),石丸幹二(蜂須賀大吾)など
2015年5月15日放送 第6話
あらすじ
遥香と蜂須賀が、キスしているところを目撃してしまった咲人は、梨央を呼び出して一夜を共にする。
咲人と梨央が一夜を共にしたということを聞きつけ、ビックリしている柳川と檜山。そんな梨央に舞は、梨央の父・河口から病気のことを聞かされたと打ち明ける。
そんなとき、遥香がドリームフラワーサービスの竹部を訪ねてきた。今日は咲人が一人で窓花に会いに行っていると聞かされ、竹部の顔色が一変する。
一体、竹部は何を心配しているのだろうか? そのとき、そんな竹部の心配をよそに、咲人は窓花の家のインターホンを鳴らしていた…。
第6話に登場した名台詞・名言集
もう何度も心の中で繰り返している。これは大したことじゃないと。
好きな女性が、別な人を好きだった。ただそれだけの話だ…
主人公・白鳥咲人
理性の力で、心に蓋をすればいい。そうすれば、この痛みも時間と共に消えていくだろう。そう、心に蓋をすればいいだけだ…
主人公・白鳥咲人
咲人さん…こないだの蜂須賀先生とのことだけど、誤解なの。あれは…
研究員・望月遥香良い訳なんてしないでください。言ったでしょ、僕は嘘が嫌いなんです。
主人公・白鳥咲人
腑に落ちないな。恋人候補なら、いくらでもいるはずなのに。そんなあなたが幼児程度の知能しかない僕に恋愛感情を持つかな?自分を苦しめるだけではありませんか?
主人公・白鳥咲人そんなことはいいんです。私はあなたといるだけで…なんて言うか。すごく幸せで。
咲人に好意を抱くお嬢様・河口梨央
非合理的。報われなくてもいいなんて、あまりに非合理的ですよ。
主人公・白鳥咲人報われなくてもいいっていう恋愛感情だって、あるんです。
咲人に好意を抱くお嬢様・河口梨央片思い。蓋をすればいい、心に蓋を。理性的であれば、出来ることです。
主人公・白鳥咲人
以前の僕が良かったなんて、どうかしてますよ。おそらくあなたは、温室のような環境で育てられた。自由に異性と接する機会も少なく、あるのは財産目的の縁談ばかり。
そこから導き出せるのは、あなたは大人の男性に不信感と恐怖心を持っていること。だからあえて、子供のような僕を選んだ。
主人公・白鳥咲人
つまりあなたは、本当の意味で、僕を愛している訳ではない。あなたはただ、絵本の中の恋愛ごっこをしたいだけ。違いますか?
主人公・白鳥咲人
いくら知識を身に付けても、それだけでは知性とは言わない。その知識を自分の頭で考え、判断し、的確に活用するんだ。
研究センター部長・蜂須賀大吾
孤独が天才を連れてくる。
研究センター部長・蜂須賀大吾
自分の能力をこの程度だと決めつけて、努力を怠ったら、そこから進歩はなくなりますよ。
主人公・白鳥咲人
暴力は理性で感情を抑えることができない野蛮な人間が用いる非生産的行為です。
主人公・白鳥咲人
前の僕?ひらがなも書けない馬鹿で哀れな頃の僕ですか。周りにそういう人間がいると、人は安心するんでしょうね。自分より明らかに下にいる人間がいることで、優越感が満たされるから。
自分はこいつよりも下って、こんな馬鹿じゃなくて良かったって思えるから。だから優しく出来るんですよね。でもそんなのは本当の仲間でも友達でもない。エゴを満たすための偽善です。
主人公・白鳥咲人
怖いんです。賢くなって、もっとみんなに喜んでもらえるかと思っていました。だけど、逆に周りから人がどんどんいなくなる感じがして。
主人公・白鳥咲人本当のことが見えるようになってきた証拠だよ。
研究センター部長・蜂須賀大吾
私は、人の価値が皆同じだとは思っていない。君もそう思わないか。能力が高い者、自分の限界を超えようと努力しつづける者は素晴らしいと思うだろ。
では彼らが怠惰で、努力もせず、無為に生きてる人間と同じ価値だと思えるか。思えないだろ。わかるね、人は対等じゃないんだ。価値が違うと言い換えてもいい。
研究センター部長・蜂須賀大吾
アルジャーノン、僕の友達は君だけだ…
主人公・白鳥咲人