ドラマ『アルジャーノンに花束を』
ダニエル・キイスの瑞々しいヒューマニズム作品に野島伸司が独自の世界観を加え、山下智久が主演を務める“奇跡”の物語。
〔豪華キャスト陣〕
山下智久(白鳥咲人),栗山千明(望月遥香),窪田正孝(柳川隆一),工藤阿須加(檜山康介),谷村美月(河口梨央),いしだ壱成(白鳥久人),石丸幹二(蜂須賀大吾)など
2015年5月8日放送 第5話
あらすじ
草野球の試合でホームランを放ち大活躍の咲人は、蜂須賀ら研究チームのテストでも成績が飛躍的に伸びていた。お利口になったことを認識し始めた咲人は、今まで見えていた世界が違って見えるようになったことを感じていた。
そんなある日、咲人の夢が運転免許の取得だと聞いた蜂須賀が、咲人に赤いスポーツカーをプレゼントする。ほどなく、咲人は教習所へと通い始めることに。
そんな咲人を見守る柳川と檜山は、最近の咲人の変化に驚きを隠せないでいた。一方、「免許を取ってどうしたいの?」と梨央と舞が咲人に尋ねると、遥香とドライブに行く約束をしたと答える。それを聞いた梨央たちは……。
第5話に登場した名台詞・名言集
僕はお利口になりました。お利口になって、僕の世界は変わりました。
世界は、僕の知らなかった楽しいものでいっぱいです。でも、変わらないものがあります。それは…。
主人公・白鳥咲人
そばにいると、ただ嬉しい人がいます。その人といるだけで、全部が楽しくて、その人といるだけで、世界がキラキラして見えるのです。この気持ちは、なんと呼びますか。
主人公・白鳥咲人
ここに並べてあるお花は、全部、誰かから誰かに届けられるものなんだ。言ってみりゃ、全部が誰かの愛なんだ。世界には、愛が溢れている。そう思わない?
主人公の父・白鳥久人
パパは、世界には愛が溢れていると言いました。僕のこの気持ちは、愛と呼ぶものでしょうか?
主人公・白鳥咲人
ピーナッツは、レシチン入ってます。頭良くなります。僕、アルジャーノンと対等なります。
主人公・白鳥咲人
物理学者スティーブン・ホーキング博士は言った。「人は、人生が公平ではないことを悟えるくらいに成長しなくてはならない」と。
私も同感だよ。人生は成長してこそ意味がある。全ての人生が公平であるはずがない。知性を磨かずに怠惰なものに生きるなど、何の意味もない。
研究センター部長・蜂須賀大吾
君は今、知性を得ることで、ようやく命を手に入れたんだ。
研究センター部長・蜂須賀大吾
これからは、この車は君のものだ。その代り、私のことを父親と思ってくれないか。
研究センター部長・蜂須賀大吾僕にはパパいます。
主人公・白鳥咲人そうだね。でも、生まれ変わった君の、もう一人のパパになりたいんだ。
研究センター部長・蜂須賀大吾
自尊心から来る憤り…今までの彼にはなかった感情だ。
子供のように単純だった彼の感情も、これからは知能の向上と共に複雑化していくだろう。そのとき彼はどう変わるか。
研究センター部長・蜂須賀大吾
いいか咲人、泣きたいときがあっても、いっつも笑ってなさい。そうしたら、必ず誰かが助けてくれる。お前の笑った顔は、世界一なんだから。
主人公の父・白鳥久人
君に頼みがあるんだ。白鳥咲人が君を思う気持ちは、もう以前のように無邪気なものではない。
その思いが受け入れられず、さらに大きなストレスが加われば、彼にどのような影響を与えるか計り知れない。
咲人君が絶望するようなことは避けたいんだ。彼を受け入れてくれないか?
研究センター部長・蜂須賀大吾
咲人さんは、これからも純粋です。知能が向上しても、何も変わりません。今までも、これからも純粋すぎて、まぶしいくらいです。
研究員・望月遥香君、被験者に特別な感情を持ってるとかじゃないだろうね。
研究員・杉野史郎
私が遥香さんの代わりになってあげる。私は大丈夫。私には時間がないから。
お嬢様女子大生・河口梨央