歌舞伎役者・坂東玉三郎の名語録・名言集

坂東玉三郎(Bandoutama Saburou)

“歌舞伎役者。気品のある美貌と、高い身体能力を生かした舞、そして伝統と役を深く理解した演技で、女形としてトップの地位に立ち続けてきた。

坂東玉三郎の名言集

遠くを見ない。明日だけを見る。

進歩するには背伸びも必要でしょうね。ちょっとずつ背伸びして、その時の自分よりも装って発言したり行動する。

そして次にその背延びが嘘でないように努力するわけです。

きれいに立ち直るというのはすごく力がいる。

醜く落ちていったものを次の幕でもう一度きれいに再生するのは、すごくたいへんです、精神的にも、肉体的にも。

見る側のために伝承がある、けっして演る側の楽しみじゃなく、いかに内容をはっきりわからせ、奥深く見せるかのための伝承を大切にしていきたいと思いました。

「凄み」と「がんばる」というのは違う。「ふけてはいけない」というのと「軽くなる」のは違う。「病気のけだるさ」と「恨みの辛さ」も違う。

結局、ぼくはまだ若いですから声を安易に使うと軽くなる。それがむずかしいのです。

型に関してものを言う場合は、自分が3回ぐらい再演して自分なりに消化したうえで、

「この型というのはこれこれこうだから、全体のバランスを考えるとこうしないと展開しないんじゃないか」とか初めて言えるんですね。

どういう型があり、先輩の役者の方々がどういう演技方法を残されたか、ということを考える。

これはどの俳優さんでもなさっていると思います。そして、その読み方によって解釈が違い、選ぶ型が違ってくるんですね。

どういう役柄にしたらいいかということも大切ですが、歌舞伎の場合はやっぱり伝承とか型も大事です。

伝承や型を考えてみて、脚本を読んで全体の意味を知りその中で自分の役が何を表現したらよいのかを掴まなくてはならないんです。

自分の作品とか批評、写真に対して割と客観的なんですね。

だからすごくさめているんですけど、時には自慢ぐらいしなくては生きていかれない(笑)と、自分でほめたりしてるんです。

本当の核心は無意識の中にあるというか、言葉にするとゆがみが出ると思います。

だから、ある意味では、話をするのがめんどうくさい、というところがあるようです。

自分の舞台上の姿が自覚の中にないんです。

ですから、聞かれるたびに答えていても、それは意識的に作った答え、演じていく過程、役を教わった過程での方法論の言葉が自分の中にあって、その言葉で答えていくだけなんです。

演りたいものが歌舞伎以外の世界にも広がっていって、いろいろなものをさせていただくようになったんです。

世の中の大勢と脚並みを揃えられない場合には、世の中じゃないものになるしかないじゃないですか。

自分が違うものになって自由なところに脚をおろす。

美の基本はやはり丁寧でなければなりません。私は、力技で他人と対さないということが、日本人ならではのやわらかさだと思います。

他人への気遣いであり、優しさであり、また所作が丁寧であることもやわらかさに繋がるのだと思います。

 

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